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服が1着完成するまでに、どれだけの人が関わっているのでしょうか?
実際に服が1着完成するまでに、どれくらいの人が関わっているのか考えたことはありますか?
私たちはサン・クリークでも、裁断・仕分け・縫製・検品といった工程を自社で担って、日々モノづくりに取り組む中で、その工程の多さを実感しています。また、その前段階となる企画やデザイン、素材選定については専門ではありません。
とはいえ、私たちが手がける縫製の現場から見ても、1着の服には想像以上に多くの人が関わっていることがわかります。
ここでは少し、そんな話ができればと思います。

服ができるまでの流れ
1. 企画・デザイン
こちらは専門外ではありますが、、、。
まず、服づくりの出発点となるのが企画とデザイン。市場のトレンドや機能性を考えながらデザインが決まり、それをもとにパターン(型紙)が作られます。この段階ではデザイナーやパタンナーが関わります。
具体的な人数は企業の規模や組織構造によって異なるため、はっきりとは記載できません。ですが、ある大手のアパレル企業ではグラフィックデザインのチームが10人体制で、その中でメンズチームが3人体制というケースもあるそうです。
2. 素材選定・仕入れ
デザインが決まれば、それに適した生地や付属品を選定し、生産管理担当者の方が仕入れます。
生地、ボタン、そのほかの付属、、、。たくさんありますよね。
素材の風合いや厚み、伸縮性などによって仕上がりが変わるため、慎重な判断が求められる工程です。
ここからは、サン・クリークの現場での工程をご紹介します。
3. 裁断(2人)
サン・クリークでは、この道50年のベテランの職人と若い見習い職人が2人体制で裁断を行っております。
①型入れ
この段階でミスをしてしまうと全てがミスの原因になってしまうため、慎重に進めています。
型入れ後も指差し呼称でパーツの確認。また、少しでも一着の用尺を縮めるために型紙間の間隔を5㎜に入れております。
実際に指示書の用尺より10-15㎝以上縮んだこともあります。
②延反
生地の傷がないか、自動延反機で生地を送りつつ目視で確認しております。
指示書で必要量産数や生地の投入m数を確認し、実際にちゃんと必要枚数が取れるかどうか、
裁断前にしっかり計算しています。
③裁断
型入れ図をもとに、生地を正確に裁断します。ここでは、より細心の注意を払って作業を行います。
裁断士の方は、この工程は毎回少し緊張するとのことでした。
4. 仕分け(2人)
裁断されたパーツや付属品をまとめ、1人1枚縫いができるように準備します。
それと同時に裁断ミスや傷の有無を確認し、早期に対応できる仕組みになっています。
5. 縫製(1~3人)
サン・クリークでは、「1人1枚縫い」を採用し、1人の職人が1着を仕上げます。
ロット数に応じて、1~3人の職人が担当することもあります。
縫製前は、事前に注意点やミスしやすい点などをコミュニケーションを取り合っています。
また、個人個人のスキルの差やアイテムによっては得意・不得意があるため、従業員同士教えながら進めている様子も見られます。

6. 検品(2人)
完成後、検品担当者が縫製のズレやほつれ、汚れがないかを細かくチェック。
仕様書通りに仕上がっているかを確認し、必要に応じて修正を行います。
1着の服は、たくさんの人の手が加わって完成する
デザインや素材選定などの工程も含めると、1着の服には想像以上に多くの人が関わっています。
サン・クリークの現場だけでも9~13人が携わり、それぞれの工程がスムーズに連携することで、はじめて高品質な1着が完成します。
こうした流れを知ると、普段何気なく着ている服も、より特別なものに感じられるかもしれません。
ものづくりにこだわる企業の皆さまとともに、これからも丁寧な服づくりを続けていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人
小木曽 晴美
縫製業界25年以上|累計縫製件数3500件以上
岐阜の縫製工場「サン・クリーク」の代表取締役として、理想の服づくりをお手伝いしております。専門知識や経験をもとに、岐阜で縫製をご検討する方に向けたお役立ち情報をご提供します。